メロディを追い過ぎると
スタジオミュージシャンの隠語で「あいつ、汗かき過ぎているんじゃないの?」という歌手に対する評価があります。どういうことかといえば、メロディを必死に追いかけ過ぎて、良さが伝わってこない、ことを意味します。
思い入れたっぷりに情感をこめて歌うスタイルの歌手も多くいますが、
なかには「あんまり上手く聴こえないな?」と感じた経験がある方もいるでしょう。
これがいわゆる「汗かき過ぎてるんじゃないの?」にあたるわけです。
演歌を歌う際にはこぶしなどの独特のテクニックが使われますが、
ある程度、歌から引いた面がなければ、聞苦しいものになります。
早い話が「オンチ」に聴こえるようになってしまうわけです。
特に歌唱力に自信を持った方が陥りやすいものです。
こうした音痴の克服方法は自分に対し「歌い過ぎない」という課題を出すようにしましょう。
演歌をまた例に挙げていけば、坂本冬美さんが「歌い過ぎない」上手さを持った歌手です。
音痴の克服方法をレッスン生時代にうまく理解しているのでしょう。
演歌は特にメロディに深入りし過ぎて、なんだか聞苦しい印象を与えることが多くあります。
現在、活躍している演歌歌手では自分のこうした部分に気づいていないことも多いようです。
なんでもかんでもメロディに忠実で歌えばいいわけではありません。
音痴の克服方法は「歌に入り込み過ぎない」ことも必要です。
メロディを丁寧に追うのはいいのですが、メロディばかりをなぞると声の欠点があらわになるのです。
ある程度、自分の声を冷静に聴きながら、歌も正確に歌えばいいのです。
少し気を抜いて歌うということも大切なのです。
